モダンなWebサイトが低速デバイスに与える影響が想像以上に凄い

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Pexels photo 451590

先日、AppleやGoogle、Microsoftが協力して開発したWebパフォーマンス測定ツール「Speedometer 3.0」が公開されました。

ベンチマークツールは、Webアプリケーションの応答性を正確に測定するためのもので、多機能化にともない重くなりつつあるモダンなWebサイトやWebアプリを最適化するために必要不可欠なツールとなっています。

ただし、Webサイトの応答性に大きく影響を与えるのがハードウェアの性能であることに変わりはありません。今回、モダンなWebサイトが、異なるクラスのハードウェアでどのように処理されるのかを測定したデータを、XのユーザーDan Luu氏が公開しています。

以下の表はQuora、Twitter、Reddit、Mediumなどの人気のサイトを、AppleのM3 Max、M1(ハイエンド)や、UniSOC T606チップセットを搭載したTecno Spark 8C(ミドルエンド)、クアッドコアのMediaTek MT6580チップセットを搭載したItel P32(ローエンド)がどのように処理できるかを示すものです。

緑の部分が短時間で正しく処理できたことを、赤の部分が時間がかかったことを表しています。

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Dan Luu氏は次のように説明しています。

.. every row represents a website and every non-label column is a metric. After the website name column, we have the compressed size transferred over the wire (wire) and the raw, uncompressed, size (raw). Then we have, for each device, Largest Contentful Paint* (LCP*) and CPU usage on the main thread (CPU). Google's docs explain LCP as

Largest Contentful Paint (LCP) measures when a user perceives that the largest content of a page is visible. The metric value for LCP represents the time duration between the user initiating the page load and the page rendering its primary content

...すべての行はウェブサイトを表し、ラベル以外の列はすべてメトリックです。ウェブサイト名の列の後に、圧縮された転送サイズ(wire)と、圧縮されていない生のサイズ(raw)があります。次に、各デバイスについて、Largest Contentful Paint*(LCP*)とメインスレッドのCPU使用率(CPU)があります。グーグルのドキュメントによると、LCPは次のように説明されています。

LCP(Largest Contentful Paint)は、ページの最大のコンテンツが表示されているとユーザーが認識するタイミングを測定します。LCPの指標値は、ユーザーがページの読み込みを開始してから、ページが主要なコンテンツをレンダリングするまでの時間を表しています。

表を確認すると、8コア搭載のSoCであるTecno Spark 8CでもQuoraの読み込みに失敗する場合があり、4コアのMediaTekの場合、合格した回数とほぼ同じ回数失敗していることがわかります。

Webブラウジングは典型的な軽い作業としてとらえられる事が多いですが、実際はかなり処理能力が必要なことがわかります。テストの詳細は同氏の公式サイトで確認可能です。

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