日付を扱うプログラムを作成したことがある開発者ならば、どうやって正確な祝日データを入手するか、頭を悩ました経験のある方も多いかもしれません。春分の日や、秋分の日、振り替え休日など、計算によって単純に求めることができない祝日が多数存在するためです。
この事態を打開すべく、大臣官房総務課が「国民の祝日」をまとめたCSVデータを公開しているのですが、このデータのフォーマットがひどいと話題になっています。
問題を指摘した@mishiki氏は、「内閣府はもうちょっとがんばってください。」とCSVファイルのフォーマットのまずさを指摘。
「休日が一覧できるCSV作ったよー」があんなにアホなのは、コードを書かない人が意思決定をするからと推測され、プログラム教育の必要性自体は感じるのだが、子供の方ではなく意思決定する年配の人の方が先に学ばないと、今後30年くらいの期間、ネ申Excel的な問題が続くと思われる。 pic.twitter.com/C6bfzuH95I
— 🐠🏭技術書典2は新刊出すよ (@mishiki) 2017年2月22日
さらにCSVファイルのURL「http://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/syukujitsu.csv」に関しても、「あっさり変わりそうなURL」であることを問題視しています。URLに関してはshuとsyuのローマ字表記が入り交じっているとの指摘もあります。
▲ちなみに問題のCSVファイルは、エディタで開くと分かりづらいですが、表計算ソフトで開くと上のように表示され、2016年〜2018年までの表形式の祝日データをそのままCSV形式に変換したものであることがわかります。
プログラムから利用する場合、「名称」と「月日」の2項目があれば十分なデータのようにも思えますが、一般ユーザー向けへの配慮が行われているということでしょうか。今後改善されることがあるのかどうか注目が集まりそうです。
2017/03/02(木)更新: URLはそのままで形式が理想型の2列のものに更新されています。