サイバー空間で活躍するコンピューターカウボーイの活躍を描いたウィリアム・ギブスンのSF小説「ニューロマンサー」が30周年を迎えました(Guardian)。
Wikipediaによると、ニューロマンサーは「1984年のネビュラ賞、 フィリップ・K・ディック記念賞、1985年のローカス賞、ヒューゴー賞を受賞。ほか、雑誌『SFクロニクル』誌読者賞、ディトマー賞も受賞」した、サイバーパンクの代名詞的作品、ということ。
現代SFのイメージがあったニューロマンサーが誕生から早くも30年がたっていたというとに驚かされます。日本の読者にとっては、チバシティやザイバツなど日本関連の話題が多く登場するところも魅力的な作品でしたが、独特な翻訳で多くの読者が挫折した(?)ことでも有名な小説でした。30周年を記念して新訳版をだしてくれたら読んでみたいのですが、無理でしょうか(せめてKindleでだしてほしい)。
ちなみに、「ニューロマンサー」、「カウント・ゼロ」、「モナリザ・オーバードライブ」で三部作を構成しているのですが、「ニューロマンサー」以外は絶版となっている様子。悲しい。