OpenAIは本日、クラウドベースのソフトウェアエンジニアリングエージェント「Codex」を発表しました。Codexは多くのタスクを並行して実行することができ、コードの記述、バグ修正、プルリクエストの提案などを行うことができます。
以下のような機能を提供します:
- コードの記述: 新しい機能の追加や、コードに関する質問への回答
- バグ修正: 既存コードの問題を特定し、修正
- プルリクエストの提案: 変更内容をレビューし、開発者向けにプルリクエストを作成
Codexは「codex-1」とよばれるAIモデルを搭載しており、実際のソフトウェア開発環境を反映した形でコードを生成します。テストを繰り返しながらコードの精度を向上させる仕組みも組み込まれています。
ChatGPTのサイドバーからアクセス可能で、ユーザーは「Code」をクリックして新しいコーディングタスクを追加したり、「Ask」でコードへの質問を行ったりすることができます。各タスクは独立した環境で実行され、ユーザーは「AGENTS.md」というファイルを使用して、プロジェクト固有のガイドラインを設定することができます。
OpenAIはCodexをリリースするにあたり、セキュリティと透明性を重視しており、Codexが行った変更はログやテスト結果から検証することができます。また悪意のあるコードの生成を防ぐためのトレーニングも行われています。
Codexは現在、ChatGPT Pro、Enterprise、Teamのユーザのみが利用可能です。OpenAIは近い将来、ChatGPT PlusとEduユーザーにもCodexサポートを提供する予定です。Codexは研究プレビューの段階で、今後数週間は追加費用なしでアクセスできます。その後、OpenAIは料金制限と柔軟な価格オプションを実装する予定です。
