最近のMacの多くにはカメラやマイクが内蔵されていて、FaceTime等のアプリから利用できるようになっています。便利な一方、不正アクセスによって、自分のプライバシーが丸見えになってしまうという不安を抱えている方もいるかもしれません。
本日紹介する「Oversight」はこの不安を軽減するセキュリティ強化ユーティリティです。
Oversightを起動しておくと、カメラやマイクに対するアクセスが監視され、これらハードウェアを使用するアプリが起動した際、利用を許可するかどうかをユーザーが決定できるようになります。
以下使用法を説明します。
使用方法
ファイルをダウンロードし「OverSight_Installer.app」を実行するとインストール完了です。インストーラーによって自動起動設定が行われるため、ユーザーが手動で設定する必要はありません。
メニューバーに傘のアイコンが表示されているのを確認し、例えばカメラを利用する「Photo Booth」アプリを実行してみます。
▲すると上の画面のように通知が表示されます。「allow」をクリックするとアプリをそのまま使用できますが、「block」をクリックするとカメラのアクセスを遮断することができます。
▲メニューバーをクリックすると、「Active Devices」にアクティブなデバイスが、「Inactive Devices」にアクティブでないデバイスが表示されます。カメラやマイクが利用中かどうかが確認できます。
まとめ
カメラやアプリを監視する同種のアプリとしては「Micro Snitch」が存在しますが、Micro Snitchは有料アプリとなっています。
また、ザッカーバーグ氏のように物理的にテープでカメラをふさぐ方法もありますが、見た目がいまいちなのでやる気がしないという方も多いでしょう。
Oversightはスタイリッシュに(?)ソフトウェア的手段でカメラやマイクを防御したいという方におすすめのアプリです。
タイトル | Oversight | |
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公式サイト | https://objective-see.com/products/changelogs/OverSight.txt | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7545-oversight | |
説明 | Macのカメラとマイクの接続を監視するセキュリティツール。 |