Microsoftが顔認識や音声認識など、さまざまな機械学習系APIを公開するProject Oxfordに新たなAPI「Emotion Recognition」が追加されました(The Next Web)。このAPIは画像に含まれる顔を自動的に認識し、その表情から人間の感情を検出するというものです。現在デモプログラムが公開されていて、顔写真をアップロードし感情を分析することができます。
結果は、Anger(怒り)、Contempt(軽蔑)、Disgust(嫌悪)、Fear(恐れ)、Happiness(幸せ)、Neutral(中間)、Sadness(悲しみ)、Surprise(驚き)の8個のパラメータで返され、それぞれの数値の大きさがその感情の強さを表現しています。
このような微妙な表情の写真の場合、Neutralが0.8以上とかなり大きくなっていることがわかります。ちなみにThe Vergeは、ハリウッドスターのキアヌ・リーブスが無精髭でさみしげに座っている有名な写真を解析し、Sadnessは0.01831なので、思ったほど悲しくなさそうだと指摘しています。
Microsoftは感情認識は試験的なもので常に正確とは限らないと注意していますが、それを踏まえたうえでいろいろな写真をアップロードしてみると興味深い結果が現れるかもしれません。