Windows互換を目指すオープンソースのオペレーティングシステム「ReactOS」。メジャーなオープンソースOSといえばUNIX系が大半を占めるなか、特異な存在として異彩を放っています。
今回、先日リリースされたばかりの「ReactOS 0.4 RC 1」を仮想環境にインストールしてみました。苦労するかと思いきや意外と簡単にインストールすることができました。詳細は以下より。
インストール方法
公式インストールガイドによるとReactOSはVirtualBox、Qemu、VMware等にインストールできます。今回はWindows 7で動くVMware Workstationにインストールしました(VMware Fusionでは何故かうまく動きませんでした)。
VMwareにインストールする場合Wikiの情報も参考になります。インストール用のISOをマウントし、OSのタイプとして「Windows XP Professional」を選んでインストールを進めました。
インストールは"青い画面"で始まります。この辺何も考えずリターン連打で。
ファイルのコピーが終わると再起動します。
GUIでのインストールウィザードが起動します。ここも「Next」ボタン連打で切り抜けました。
その後デバイスドライバーのインストールが始まります。何度やっても失敗するので、キャンセルで閉じておきます。
以下ReactOSのアプリケーションのご紹介。
エクスプローラーです。
計算機、マインスイーパー、ソリティア。
コントロールパネルとレジストリエディタ。
Wine Internet Explorerを使ってブラウジングも可能。
ReactOS Application Managerを使って外部アプリをインストールすることも。
まとめ
何度もリターンキーを押したり、ボタンをクリックする必要がありますが、特に何も考えずともデフォルトの選択肢を選んでいけばインストールできました。
ReactOSの見た目は最近のWindowsとは異なり、Windows 2000的な雰囲気をかもしだしています。昔からWindowsを使っていた方にとっては懐かしさを感じるものかもしれません。ユニークなフリーOSを試してみたいという好奇心旺盛な方にお勧めします。