WindowsのISOファイルのダウンロードやインストールメディアの作成が可能なサードパーティ製ツール「Rufus」の最新版「Rufus 4.6」の正式版が本日公開されました。
Rufus 4.6では、Windows 11 Version 24H2のインプレースアップグレード制限を回避するための、新しいsetup.exeラッパーが追加されています。この機能はWindows 11非互換PC向けのもので、従来のバージョンでは、Rufusを使って制限を回避したインストールメディアを作成しても、24H2へアップグレードすることができませんでした。
その他、ローカルアカウントのパスワードに関する改善や、UEFIブートローダー、PowerShellの修正など以下のような変更が行われています。
4.6 Beta版と比較すると、ReactOSブートメディアのサポートも改善されています。
リリースノートは以下の通りです。
- Add a new
setup.exe
wrapper to bypass Windows 11 24H2 in-place upgrade restrictions (#2568)- Add TimeZone to regional options replication (#2499)
- Set local account passwords to not expire by default
- Fix an error when trying to write compressed VHD images (#2468)
- Fix an error when invoking Rufus from the PowerShell commandline (#2556)
- Improve revoked UEFI bootloaders check to support Linux SBAT, Windows SVN and cert DBX
- Improve support for ReactOS boot media (#2589)
なお、Windows 11 Version 24H2では、CPUにPopCntとSSE4.2が必須になるという変更が行われていますが、これらの要件をバイパスするための機能は、最新バージョンのRufusにも追加されていません。
Rufusの使用方法は以下の記事で説明しています。
Windows 11の次期機能アップデート「Windows 11 Version 22H2」では、セットアップ時にMicrosoftアカウントの使用が必須になると見込まれて
タイトル | Rufus | |
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公式サイト | https://rufus.ie/ja/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7472-rufus | |
説明 | 起動可能なUSBドライブを簡単に作成することができるソフトウェア。 |