Rust 1.69.0がリリース - デバッグ情報をビルドスクリプトに含めないようになる

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Rust開発チームは4月20日(現地時間)、プログラミング言語Rustの最新版「Rust 1.69.0」をリリースしました(公式ブログ)。現在Linux / Mac / Windowsに対応したインストーラーパッケージを公式サイトよりダウンロードすることができます。

以前のバージョンをrustupでインストールしている場合は、以下のコマンドで更新することができます。

rustup update stable

Rust 1.69.0ではコンパイル速度を改善するために、Cargoがデフォルトでビルドスクリプトにデバッグ情報を含めないようになっています、これによりビルドスクリプトのバックトレースの情報は少なくなるものの、ビルド速度が高速化します。デバッグ情報を出力したい場合は、Cargo.tomlにdebugフラグを設定することができます。

[profile.dev.build-override]
debug = true
[profile.release.build-override]
debug = true

また、Cargoが一部の警告を自動的に修正する提案を行うようになっています。自動修正可能な警告が検出された際、cargo fixcargo clippy--fixの実行を提案するようになっています。

warning: unused import: `std::hash::Hash`
 --> src/main.rs:1:5
  |
1 | use std::hash::Hash;
  |     ^^^^^^^^^^^^^^^
  |
  = note: `#[warn(unused_imports)]` on by default

warning: `foo` (bin "foo") generated 1 warning (run `cargo fix --bin "foo"` to apply 1 suggestion)

その他にも、安定化APIの追加や細かな修正が行われています。詳細はこちらで確認可能です。

S icon タイトル Rust
公式サイト https://www.rust-lang.org/
ソフトアンテナ https://softantenna.com/softwares/6927-rust
説明 Mozillaによって開発されているシステムプログラミング言語。
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