Microsoftが昨年8月に公開したSecure Boot DBXの更新プログラムKB5012170では、更新プログラムをインストールしようとするとエラーコード0x800f0922が表示され、正常にインストールできないことがあるという問題が確認されていました。
KB5012170はセキュアブートのセキュリティ機能をバイパスできる脆弱性を修正する更新プログラムです。脆弱性のあるUEFIモジュールのロードを防ぐブロックリスト「Secure Boot DBX」に、既知の脆弱なUEFIモジュールを追加する更新プログラムでしたが、意図しない不具合が発生していました。
この不具合が2023年2月21日に公開されたKB5022905以降の更新プログラムによって修正されていた模様です(窓の杜)。
Windows 11の既知の不具合をまとめたページには以下のような情報が掲載されています。
以下の情報が追加されています。
Resolution: This issue was resolved in KB5022905 or later updates.
問題はKB5022905またはそれ以降のアップデートで解決されたとのこと。解決した日付は2023年2月21日となっています。
問題が影響するプラットフォームは以下の通りです。
- Client: Windows 11, version 22H2; Windows 11, version 21H2; Windows 10, version 22H2; Windows 10, version 21H2; Windows 10, version 21H1; Windows 10, version 20H2; Windows 10 Enterprise LTSC 2019; Windows 10 Enterprise LTSC 2016; Windows 10 Enterprise 2015 LTSB; Windows 8.1
- Server: Windows Server 2022; Windows Server, version 20H2; Windows Server 2019; Windows Server 2016; Windows Server 2012 R2; Windows Server 2012