通常Prettierのようなソースコード整形ツールは、コードのフォーマットや読みやすさを改善するために利用されます。
これに対し、本日紹介する「Shittier」は、実行可能な状態を保ちつつ、ソースコードを可能なかぎりカオス化することができる型破りなコード整形ツールです。
Shittierは以下のような特徴を持っています。
- 無秩序なコード構造を実現するランダムなインデント。
- 大文字と小文字の混在による一貫性の欠如。
- 追加または削除されたスペース、タブ、改行によるスペーシングの悪夢。
以下使用方法を説明します。
目次
Shittierの使用方法
Shittierを実行するにはNode.jsが必要です。
グローバルモードでインストールする場合npm
に-g
オプションをつけてインストールします。
npm install -g shittier
通常はこれだけでshittier
コマンドが利用可能となるはずです。
次はフォーマットしたいソースコード(現在JavaScriptソースコードのみ対応)を準備し、次のように実行します。
shittier [オプション] [ディレクトリ/ファイル]
個別のファイルをフォーマットし別のファイルに書き出す場合:
shittier myfile.js modified/myfile.js
個別のファイルをフォーマットする場合:
shittier myfile.js
間違えて重要なファイルを上書きしないようにしてください。
▲例えばこのファイルが…
▲このように変換されます。インデントがガタガタになっているだけでなく、余計なスペースが追加されたり、変数名の大文字小文字が勝手に変えられたりして、ものすごく分かりづらくなりました。
まとめ
Shittierを使用することでソースコードを分かりづらく変換することができます。娯楽を目的として作成されたもので、本番コードで使用することがないよう自己責任でお楽しみください。