Macのファンコントロールは良く出来ていて、普通に使う分には騒音もほとんど聞こえないレベルで快適に使用することができるように制御されています。
ただしその代償として各種センサー温度は高くなりがちで、CPUをはじめとした各種部品が熱に耐えられるのかどうか心配になる場合もあるかもしれません。
「smcFanControl」はそのような場合に使用できる、ファンの最小回転数を上昇させることができるソフトウェアです(Macにダメージをあたえないよう、デフォルトの最小回転数よりさらに下げることはできなくなっています)。
重い作業を長時間行う場合、smcFanControlで最小回転数を上げておけば安心かもしれません。以下使用法を説明します。
最小回転数を変更するだけ
機能を試してみるのはとても簡単です。
smcFanControlのメニューバーアイコンをクリックしPreferencesを選択します。
上記画面でExhaustを変更し「Save」ボタンを押すと最小回転数が変更されることが確認できます。例えば3,000を指定すると3,000回転以上で常にファンが回ることになります。
プロファイル設定も可能
また設定画面の一番上にある「+」ボタンをクリックすると、好みの回転数を保存しておけるfavorite(プロファイル)を複数作成することもできます。
プロファイルはメニューバーアイコンをクリックして表示されるメニューを利用して素早く切り替えることができるほか、バッテリー、AC電源、充電中の各種状態時に自動的に適用される設定として利用することもできます。
例えばAC電源駆動中は高回転、バッテリー駆動中は低回転といった設定にしておけば便利な場合もあるかもしれません。
設定画面ではそのほか、メニューバーアイコンに表示する項目や温度の単位、自動起動の設定などを行うことができます。
まとめ
smcFanControlを利用すれば自由にMacのファンの最小回転数を変更することができます。回転数のあげすぎは、ファンの寿命に影響する可能性もありますのでほどほどにしておくのがおすすめです。
タイトル | smcFanControl | |
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公式サイト | https://github.com/hholtmann/smcFanControl | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7495-smc-fan-control | |
説明 | Macのファンの最小回転数を自由に設定することができるソフトウェア。 |