Qualcommが開発中の「Snapdragon 8cx」の後継機種のものと思われるGeekBenchスコアが投稿されていることがわかりました(Windows Latest)。後継機種は、コードネーム「SC8280」として知られており、効率・性能コアの組み合わせを「Gold」と「Gold+」コアに置き換えて性能を向上させることが期待されています。
GeekBench v5の結果は「Lenovo QRD」デバイスのもので、Windows 11 Home (64-bit)上で実行され、「Snapdragon 8cx Gen 3」チップを搭載している模。QRDは「Qualcomm Reference Device」を意味している可能性があり、QualcommがLenovoやAsusなどのパートナーに提供しているテスト機であると予想されています。
ベースクロックは2.69GHzと大幅に向上しており、クロックの急上昇には、バッテリー駆動時間を犠牲にしてもパフォーマンスを向上させる、Qualcommの新しい「Gold+」コアが貢献しているとみられます。
新プロセッサはSnapdragon 8cxよりもシングルコアおよびマルチコアスコアが上昇していますが、Apple M1シリーズのパフォーマンスを上回るまでにはいたっていません。ただし、IntelやAMDのチップに対しては、Core i7-1165G7およびCore i7-1065G7よりもわずかに速く、Ryzen 5 4600UやRyzen 7 4800Uよりも高速となっています。