Windowsで動作するシンプルなスニペットツール「Snips」。あらかじめ定型文を登録しておくと、内容をエディタなどに素早く貼り付けることができるスニペットツールの一種です。
Snipsの開発の動機としては、さまざまなエディタやIDEを横断して共通のスニペットリストを利用したかったことや、直感的な方法でスニペットを管理したかったこと、独占的なフォーマットを利用したくなかったこと、他のスニペットツールがリソースを消費しすぎていたことなどがあげられています。
AutoHotKeyを利用したツールですが、バイナリが配布されているため導入も簡単です。以下具体的な使用法を説明します。
Snipsの使用方法
GitHubより最新のzipファイルをダウンロードして展開します。iniファイルを使用するツールですので、展開したフォルダごと適切な場所にコピーすればインストールは完了です。
snips.exeをダブルクリックして実行してください。
Snipsのウィンドウを表示するには、デフォルトのショートカットキーである「Ctrl + `」(Ctrl+バッククォート)を押すか、タスクバーに表示されたアイコンを右クリックして「Open」メニューを選びます(ショートカットキーはsnips.iniを編集して変更できます)。
矢印キーで項目を選んで「Enter」キーでその内容を貼り付けることができます。
Snipsのデータ構造
スニペットリストを作成するには、実行ファイルと同じフォルダに存在する「snips」フォルダ以下にテキストファイルを作成します。
スニペットの内容を記述したテキストファイルを作成し「Refresh」を実行すれば画面に反映されます。このときsnipsフォルダ以下のフォルダ構造が画面のツリーに反映されます。
スニペットファイル自体は通常のテキストファイルですので、付属のサンプルを参考にすれば独自のスニペットを作成するのは難しくないでしょう。
まとめ
Snipsはシンプルなスニペットツールです。スニペット登録用のGUIが存在しないのは不便なようにも思えますが、開発者ならばフォルダとテキストファイルを直接操作する方式のほうがシックリくるかもしれません。Windows用のスニペットツールを探している方はためしてみてはいかがでしょうか。
タイトル | Snips | |
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公式サイト | https://github.com/ethanpil/snips | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7555-snips | |
説明 | あらかじめよく使う定型文を登録しておき素早く貼り付けることができるスニペットツール。 |