コンパクトで高速なSQLデータベースエンジン「SQLite」。
アプリケーションに簡単に組み込むことができるため、PCだけではなくスマートフォンなどでも使われており、世界中で最も使われているデータベースだとされています。
本日紹介する「sqlite-gui」は、このSQLiteデータベースを管理することができるWindows用ソフトです。C++/mingw64/WinAPIで作られており、コンパクトでパワフル、高速、無料を実現しています。
以下のような特徴を持っています。
- シンタックスハイライトとコード補完
- 複数のテーブルを同時に編集する
- カラー化されたデータグリッド
- 実行履歴やユーザースクリプトの保存
- データのエクスポート/インポート
- データベースダイアグラム
- データベース比較
- データベース全体からテキストを検索する
- クイックデータリファレンス
- ターミナルモード
- チャート
- クエリパラメータ
- クエリーのショートカット
- カスタム機能
- Jinjaスクリプト(実験的)
- データジェネレーター
- エクステンションパック
- REST APIウェブサーバー内蔵
- 初心者のためのデモデータベース「Bookstore」。
- インストールは不要。
以下使用方法を説明します。
sqlite-guiの使用方法
sqlite-guiの実行ファイルをGitHubのリリースページからダウンロードします。いくつかzipファイルが存在しますが、今回はsqlite-gui.1.7.8.zip
をダウンロードしました。
zipファイルの中に含まれているsqlite-gui.exe
を実行します。
初期状態では、デモデータベースbookstore.sqlite
の内容が表示されます。自分でデータベースを準備しなくてもすぐ動作を確認することができるため便利です。
▲右上の「Editor」部にSQLを入力し、「Execute」をクリックすると結果が右下に表示されます。
▲左メニューにはテーブルやビューが一覧表示されています。テーブルをクリックすると列の情報を確認することができ、テーブル名をクリックすると含まれるデータが一覧表示されます。データの追加や削除、変更も可能です。
▲「Tools」メニューから各種の便利機能を呼び出すことができます。例えば「Database diagram」を選ぶと、データベースダイアグラムが表示されます。
まとめ
sqlite-guiはシンプルかつ高速なSQLiteエディタです。マルチプラットフォーム対応でないのが残念ですが、Windows環境で開発する場合は便利に使えそうです。