WebサイトやWebアプリ、モバイルアプリケーションなど、最近はさまざまな場面でパスワードを使用する頻度がますます増えています。
安全性を確保するためには、サイトやアプリごとにパスワード使い分ける必要がありますが、そのためには専門のパスワード管理アプリを使用するのがおすすめです。
本日紹介する「Strongbox Password Safe」もそのようなパスワード管理アプリの一つです。オープンソースのパスワード管理アプリ「KeePass」のデータベースと互換性を持ち、iOS用、Mac用のクライアントが存在します。
ソースコードも公開されていて、基本機能は無料で利用できます。またさらに便利なプロ機能をサブスクリプションまたは1回のみの購入で開放する事が可能です。
以下のような特徴を持っています。
- クラウド・ローカルストレージに対応
- オープンソースでセキュア
- Password Safe v3、KeePass 1、2形式のファイルに対応
- iOSのオートフィルに対応
- 基本フリーでプロ機能を購入することでさらに便利な機能が解放
- その他多数の便利な機能
以下iOS版の使用法を説明します。
Strongbox Password Safe
iOS版アプリはApp Storeから無料でダウンロードすることができます。
アプリを起動すると以下のような画面が表示されます。
▲「Get Started」をタップし、「Create New Database(新規作成)」または「Add Existing Database(既存DB選択」のどちらかを選びます。データベースを作成する場合、データベースの名前とマスターパスワードを設定すると新規作成完了です。
▲さきほど設定したマスターパスワードを入力すると、作成したデータベースを開くことができます。画面右上の「+」ボタンをタップして項目を追加することができます。
この手順でデータベースを作成した場合、iCloud経由で同期可能なデータベースが作成されますが、既存のデータベースを開く場合、Google Drive、Dropbox、OneDrive、WebDAV、SFTPといったクラウドストレージサービスを選択することもできます。
また240円/月、1100円/年、3000円/ライフタイムの課金をすることでプロ機能が解放されます。
プロ機能には上記の通り、Face ID/Touch IDや、PINコードを利用したデータベースのオープン機能や、FavIconへの対応、開発者への感謝が含まれています。
まとめ
Strongbox Password SafeはKeePass互換のiOS用パスワード管理アプリです。同種のアプリとしてKyPassが有名ですが、そのライバルとなっていきそうな雰囲気です。