macOSやLinuxで生産性を向上させるには、ターミナルでコマンドラインをスムーズに使いこなすスキルが重要となってきます。
本日紹介する「The Art of Command Line」は、そんなコマンドラインを使いこなすためのさまざまな情報やTipsをまとめたGitHub上のドキュメントです。
英語以外にも、日本語を始めとした世界各国の言語に翻訳されており、分かりやすい母国語で閲覧することが可能となっています。
基本からmacOS/Windows用のTipsまで
The Art of Command Lineには、ドキュメントのメタ情報から始まり「基本」、「日常的に使うもの」、「ファイルとデータ処理」、「システムのデバッグ(システム管理や監視)」、「OS X(macOS用のもの」、「Windows専用」などのカテゴリごとに情報がまとめられています。
例えば「基本」には、Bashやエディタに習熟することの重要性や、manの読み方、リダイレクトやワイルドカード、正規表現やパッケージ管理ツールなど、コマンドラインを使用する上の基本的な情報が含まれています。
また「日常的に使うもの」では、引数の補完方法や、コマンド履歴の検索方法、各種キーバインド、エイリアスやスクリプトを記述する際に役立つ情報など、コマンドラインを日常的に使用する際に、知っておいた方が良い情報がまとめられています。
さらに「OS X用のもの」では、brewやportといったパッケージ管理ツールや、pbcopyやpbpasteといったクリップボードを扱うコマンドの紹介、openコマンドやSpotlightの使用方法、LinuxとBSD UnixベースのmacOSのコマンドの微妙な違いなどのMacユーザー向けの情報が、「Windows専用」では、CygwinやWSLを利用したUnixツールのインストール方法、Windows独自のコマンドラインツールなど、Winodwsユーザーに役立つ情報が掲載されています。
開発者やシステム管理者の方など、普段からコマンドラインを使って作業している方は必見の情報だと思います。