JetBrainsは4月29日、AIアシスタントをアップデートし、生産性を向上し、繰り返し作業を減らすためのさまざまな新機能を導入したことを発表しました。
新機能には、OpenAI GPT-4.1、Claude 3.7 Sonnet、Gemini 2.5 Proなどの新しいクラウドモデルへの対応や、よりスマートなコード補完、高度なRAGベースのコンテキスト認識、チャットから直接マルチファイル編集を行うための新しい編集モードなどが含まれ、刷新されたサブスクリプションモデルでは、AIアシスタントとコードエージェント「Junie」が統合されます。
新しく追加される無料プランでは、JetBrainsのIDEでAIアシスタントの基本機能(コード補完、ローカルモデルの利用など)が無料で利用することができ、ProやUltimateプランでより高機能なAI機能が提供されます。
ベータ版として提供されるマルチファイル編集モードでは、チャットから複数のファイルを編集することができ、RAGを活用して最も関連性の高いファイルを検索しながら、プロジェクト全体の変更を提案します。インターネット接続なしでローカルAIモデルを使用したコード補完やドキュメント作成が可能となるオフラインモードにも対応しています。
AIチャット内で直接Web検索を行い、ドキュメントや技術情報を取得できる機能や、重要なファイルやクラスをAIが適切に認識し、より関連性の高い提案を行うことが可能となる、コンテキスト管理機能にも対応しています。
また、.gitignoreファイルのように、JetBrains AIがアクセスしたり処理したりしないファイルやフォルダを指定する、.aiignoreファイルをサポートし、AIが使用するデータに機密情報や無関係なビルド成果物が含まれないように指定することができるようになっています。