UNIXサーバーの管理作業やソフトウェアの開発作業など、日々ターミナルを利用している開発者の方は多いかもしれません。
本日紹介する「tiny-care-terminal」は、そんなターミナル利用者のためのダッシュボードアプリです。
ターミナルで起動すると、Gitのコミット履歴やコミット数を一覧表示して作業履歴を振りかえることができるほか、Twitterボットがつぶやいた情報を表示し、開発に疲れた心を癒やすことが可能となっています。
作業が一息ついたときに起動してみると気分転換になりそうなアプリです。以下tiny-care-terminalのインストール方法や使用方法を説明します。
tiny-care-terminalの使用方法
npmを利用してインストールします。git-standupは指定ディレクトリ以下のcommit一覧を取得するために必要となります。
npm install -g tiny-care-terminal npm install -g git-standup
次に環境変数を設定します。zshの場合は.zshrc、bashの場合は.bash_profileなどに以下の情報を最低限追加します。TTC_REPOSやTTC_WEATHERは環境毎に変更してください。
# Gitリポジトリが存在するフォルダ export TTC_REPOS=~/work # Tweetを取得する際APIを使わない場合はfalse(本当はTwitter APIを利用した方が良い)。 export TTC_APIKEYS=false # 天気の取得 export TTC_WEATHER='Tokyo'
source ~/.zshrcなどとして設定を反映した後、tiny-care-terminalを実行します。
▲画面構成はおおよそ上のようになっていて、左側にGitリポジトリのコミット情報が(コミット数はグラフとしても表示されています)、右側に各種Twitterボットから取得された気の利いたコメントが表示されるようになっています。
ツイートは@tinycarebot、@selfcare_bot、@magicrealismbotから取得されるようになっていますが、TTC_BOTS環境変数を利用して独自のアカウントに切り替えることもできます。設定の詳細はsample.envが参考となります。
まとめ
ターミナル作業の合間にtiny-care-terminalを利用すれば、簡単に気分転換することができそうです。開発者の方はインストールしてみてはいかがでしょうか。