今月の初め、極限まで無駄をそぎ落としたWindows 11の軽量版「Tiny11」が公開されて注目を集めました。
Tiny11は、Windows 11 Pro 22H2をベースにし、ストレージ8GB、メモリ2GBという少ないリソースで動作可能で、TPMやセキュアブートといったWindows 11の要件をバイパスすることもできます。
開発者NTDEV氏は今回、このTiny11のArm64版を作成した事を発表しました(Neowin)。
By popular request, tiny11 for Arm64 devices is finally here!
This version of tiny11 is great for low-powered devices, including Raspberry Pi 4, other WoA devices or Apple M1/M2 VMs!
Feedback is much appreciated!https://t.co/3QcrXcw6Cp— NTDEV @ntdev@mastodon.social (@NTDEV_) February 15, 2023
Arm64デバイス用のTiny11は、Raspberry Pi 4やその他のWoAデバイス、Apple M1/M2 VMなど、低消費電力のデバイスに最適とのことです。
Microsoftは昨日、Parallelsと提携しApple M1/M2 Mac上のWindows 11を正式にサポートすると発表しました。仮想マシンに十分なリソースを割くことができない場合、Tiny11も選択肢の1つとなるかもしれません。
なお、Tiny11を使用するにはWindows 11の純正ライセンスキーが必要で、Tiny11特有の注意点も存在します。使用する場合は自己責任にてお願いします。
Intel版のTiny11をVMware Fusionにインストールする方法は以下の記事で説明しています。