普段からMacやPCを使って作業している場合、どのようなアプリをどれくらい長くつかっているかが分かれば、その日行った作業の内容を振り返るためのヒントとして役立てることができます。
本日紹介する「Trace」は、そのようなタイムトラッキングのために開発されたMac用の無料アプリです。作者のleqote氏によると、アプリは次のような特徴を持っているそうです。
- すべての開いているアプリを追跡することができる、ビルトイン・アクティビティ・モニタリングを備えている。
- アプリのアクティビティを色分けして視覚化できる。
- セッションの日別/月別概要を見ることができる。
- 全てローカルに保存され、コンピュータから外部に送信されません!
以下使用方法を説明します。
Traceの使用方法
TraceはmacOS Ventura 13.0以降かつSQLite version 3.35以降の環境に対応しています。SQLiteのバージョンはsqlite3 --version
で確認することができます。
Traceの公式サイトから実行ファイルをダウンロードします。Intel、AppleシリコンMac向けのdmgファイルが提供されていますので、対応している方をダウンロードしてください。
アプリを実行すると以下のようなホーム画面が表示されます。
▲ホーム画面では記録を確認できるほか、「Start focus session」ボタンをクリックして、記録を開始することができます。
▲記録中はセッション開始からの経過時間が表示され、その間に開いたアプリの一覧も表示されます(1分以上開いていたアプリ限定)。メニューバーにも情報が表示されるため、邪魔な場合はメイン画面を閉じておくこともできます。
▲記録を停止した後は、時間ごとに使用したアプリのアクティビティを振り返ることができます。記録を開始した時刻から、記録を終了した時刻まで、横スクロールして確認可能です。
▲下の方には「App usage overview」があり、アプリ毎のトータルの使用時間を確認することもできます。
まとめ
Traceはアプリのアクティビティを記録できるmacOS用の無料アプリです。現在は、画面上で開いている全てのアプリのウィンドウを追跡するため、追跡されたくないアプリは最小化するか閉じておくことでより役立つ情報を記録することができます。