GoogleのChromeブラウザはオープンソースで開発されているChromiumブラウザにGoogle独自機能をプラスして提供されているWebブラウザです。
ChromiumにしてもGoogle依存性はかなり薄まっているといえそうですが、本日紹介する「ungoogled-chromium」はさらに徹底しています。ChromiumからGoogle依存性を徹底的に除去し、セキュリティ強化や完全な制御、透明性の獲得を目指して開発されているオープンソースのWebブラウザです。
ungoogled-chromiumでは通常のChromiumでも動いているバックグラウンドサービスを無効にしたり、不要なサービスに接続できないようにしてプライバシーを強化するとともに、ビルド時のGoogle依存性を取り除いたり、プレビルドバイナリを使用せずできるだけソースコードからビルドすることによって、セキュアなブラウザの開発を目指しています。
具体的にはDebianやInox patchset、 Iridium BrowserといったChromiumベースのブラウザの改良を取り込んだ上に、ドメイン置き換えや、オムニボックス、JavaScript関連の改良など、などさまざまな機能の改良を加えて開発が進められています。
現在Linux/Mac/Windows用の実行ファイルをダウンロード可能。ライセンスはGPL v3が適用されています。オープンソース、セキュリティ重視のブラウザに興味のある方は試してみると新しい発見があるかもしれません。
タイトル | ungoogled-chromium | |
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公式サイト | https://github.com/Eloston/ungoogled-chromium | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7479-ungoogled-chromium | |
説明 | プライバシー強化、完全な制御、透明性などを目的に開発中のChromiumベースのWebブラウザ。 |