ぼやけた写真や解像度の低い写真をもうすこしはっきりさせたいときには、「アップスケール」ツールを利用すると便利です。
今回紹介する「Upscayl」も、そのようなツールの一種です。AIを利用した画像のアプスケールが可能で、Windows、macOS、Linuxといったマルチプラットフォームに対応しています。
ツールを利用し例えば以下のような処理が可能とのこと。
低解像度の写真がかなりはっきりくっきりした写真に変換されている事がわかります。
Upscaylは、AIモデルを使って細部を推測し、画像をアップスケールしています。NCNN Vulkanを使っているため、iGPUやCPUでは動作せず、Vulkan互換のGPUを必要とします。
以下使用方法を説明します。
目次
Upscaylの使用方法
Upscaylの実行ファイルをGitHubからダウンロードします。Linuxの場合は.AppImageを、macOSの場合は.dmgを、Windowsの場合は.exeをダウンロードしてインストールします。
▲画面左にある「Step」の順番に進めています。
- Step 1: 画像の選択
- Step 2: アップスケールタイプの選択
- Step 3: 出力フォルダの選択
- Step 4: Upscaylの実行
手っ取り早く実行したい場合、右側のパネルにアップスケールしたい画像をドラッグ&ドロップし、左下の「Upscale」ボタンをクリックすれば実行できます。
▲処理が終わるとアップスケール画像が生成されます。元の画像(左側)と、アップスケール後の画像(右側)がサイドバイサイドで表示され、どれくらいアップスケール処理がうまくいったかインタラクティブに確認できます。
まとめ
UpscaylはAI技術を活用したオープンソースの画像アップスケーラーです。ぼやけた画像をくっきりさせたい場合に使用してみるとよさそうです。