Windows 11ではシステムの最小要件が変更され、TPMやセキュアブートに対応していないPCがアップグレードできない事が大きな問題となっています。
Windows 11 Version 22H2では、インストール時にインターネット接続やMicrosoftアカウントが必要になるという、あまりありがたくない変更まで行われており、これを回避する事が出来る「Rufus」のようなツールが人気となっています。
今回Rufusと同じように、起動可能なWindowsインストールメディアを作成することが出来るオープンソースツール「Ventoy」に、TPMやMicrosoftアカウントの要件をバイパスすることができる新機能が追加された事がわかりました。
v1.0.86のリリースノートには以下のような項目が含まれています。
- Add VTOY_WIN11_BYPASS_NRO option in global control plugin to bypass online account requirement when intall Windows 11.
- Enable VTOY_WIN11_BYPASS_CHECK and VTOY_WIN11_BYPASS_NRO by default.
Windows 11のインストール時にオンラインアカウント要件を回避するため「VTOY_WIN11_BYPASS_NRO」オプションが追加され、TPMなどの要件チェックをバイパスする「VTOY_WIN11_BYPASS_CHECK」と共にデフォルトで有効となっている模様。
Ventoyの最新版はGitHubからダウンロード可能です。