Oracleは4月14日(現地時間)、仮想化ソフトウェア「VirtualBox」の次期メジャーバージョンアップ版の2番目のベータ「VirtualBox 5.0 Beta 2」をリリースしました(アナウンス、Phoronix)。現在公式サイトより、Linux / Windows / OS X用のバイナリパッケージをダウンロードすることができます。
VirtualBox 5.0 Beta 2もBeta 1同様、本番環境で使用することは推奨されておらず、早期評価およびテスト用として使用することが推奨されています。Beta 1からBeta 2への変更点はおもに不具合の修正ですが、新たな機能の追加も行われており、raw-mode VMとともに準仮想化プロバイダを使用するためのサポートの追加や、ビデオメモリ使用効率の改良、TCPソケット経由のシリアルポートフォワーディング機能の追加などが行われています。
メジャーバージョンアップとなるVirtualBox 5.0は、準仮想化によるWindows/Linuxゲストのパフォーマンス向上、USB3でもバイスをサポートするXHCIコントローラー、双方向のドラッグアンドドロップ、イメージの暗号化などさまざまな新機能が追加される予定となっています。