高速動作のコンテナソフト「Docker」。VMwareなどのハイパーバイザ型と比較してディスク使用量も少なく、プリケーションの開発環境やデプロイ環境として広く浸透しています。
本日紹介する「Play with Docker」は、このDockerをブラウザ上で簡単に実行することができるPlayground環境の一つです。開発者のMarcos Liljedhal氏およびJonathan Leibiusky氏によって作成され、Docker Inc.がスポンサードしています。
技術的には無料のAlpine Linux Virtual Machineがブラウザ内で動作し、どの内部でDockerコンテナや、さらにはDocker Swarm Modeさえ動作可能となっています。
以下使用法を説明します。
要Docker ID
Play with Dockerにアクセスし、「Login > docker」を選ぶとDocker IDを利用して使い始めることができます。Docker IDはDocker Hubで使用するIDで、無料で作成可能です。
▲左側にある「ADD NEW INSTANCE」をクリックするとインスタンスが作成されます。
▲右側にサンドボックス環境が表示され、この中で自由にDockerコマンドが利用できます。例えば「docker version」でバージョンが確認できます。
▲「docker run hello-world」を実行すると、「hellor-world」という名前のコンテナがダウンロードされ実行されます。
ブラウザ内から利用できるだけでなく、PWD Docker machine driverを利用し、好みのターミナルからPWDホスト側のコンテナを作成、管理することも可能です。
まとめ
Play with Dockerを利用すれば、ローカルにDocker環境を構築しなくてもブラウザ内からDockerを手軽に利用することができます。
Docker最新版に導入された新機能を試したい場合や、クラスタのテスト、インタラクティブなチュートリアル、会議のプレゼンターションなどさまざまな用途で活用できそうです。