ベルギーのWinamp SAは9月24日(現地時間)、予告通りWindows版「Winamp」のソースコードをGitHubで公開しました。
Winampは1997年にリリースされたWindows用マルチメディアプレイヤーで、柔軟性や、さまざまなオーディオフォーマットに対応した幅広い互換性が特徴です。もともとはNullsoft社によって開発されたソフトウェアで、最近は停滞状態にありましたが、ソースコードが公開されたことで、多くの開発者がWinampの改良に協力できるようになったことになります。
XのWinamp公式アカウントは次のように説明しています。
The #Winamp Legacy player source code is now open!
Developers & retro lovers, it’s your chance to shape the iconic player’s future.
Explore, modify, and build on the classic you know and love.
Get the details & access the code here: https://t.co/TX3sOaSbS5 pic.twitter.com/ZvDeKiJ1uO
— Winamp (@winamp) September 24, 2024
ただし、オープンソース版のWinampは「Winamp Collaborative License (WCL) Version 1.0」という独自のライセンスを採用していて、ソフトウェアの改変版の配布や、フォーク版の作成が禁止されています。
5. Restrictions
- No Distribution of Modified Versions: You may not distribute modified versions of the software, whether in source or binary form.
- No Forking: You may not create, maintain, or distribute a forked version of the software.
- Official Distribution: Only the maintainers of the official repository are allowed to distribute the software and its modifications.
Redditなどでは、オープンソースの基本理念やGitHubの利用規約と矛盾しているとして、開発者から批判を集めています。
今後ライセンスの見直しが行われることになるのか注目を集めそうです。