Winampは5月16日(現地時間)、Windows用の人気メディアプレイヤー「Winamp」のソースコードを2024年9月24日に公開することを発表しました
Winampは、Windows上で使用されるプレーヤーのソースコードを公開することで、世界中の開発者が専門知識やアイデアを提供することで貢献し、ソフトウェアの進化を支援することができるようになると、オープンソースの意義を強調しています。
WinampのCEO、Alexandre Saboundjian氏は次のように説明しています。
This is a decision that will delight millions of users around the world. Our focus will be on new mobile players and other platforms. We will be releasing a new mobile player at the beginning of July. Still, we don't want to forget the tens of millions of users who use the software on Windows and will benefit from thousands of developers' experience and creativity. Winamp will remain the owner of the software and will decide on the innovations made in the official version
これは世界中の何百万人ものユーザーを喜ばせる決断だ。今後は、新しいモバイルプレーヤーやその他のプラットフォームに注力していきます。7月初旬には新しいモバイルプレーヤーをリリースする予定です。それでも、Windows上でソフトウェアを使用し、何千人もの開発者の経験と創造性から恩恵を受ける何千万人ものユーザーを忘れたくはありません。Winampは引き続きソフトウェアの所有者であり、正式版で行われる革新について決定します
Winampは20年前にNullsoftが開発を始めたアプリケーションです。Nullsoftは1999年にAOLの傘下となり、Winampは2014年にRadionomy(現LLama Group)に買収されました。
Winampは昨年Webベースで復活しますが、音楽を再生するためにサブクスクリプションが必要な上に、ローカルファイルを再生することもできず、従来のWinampの復活を願っていたファンの期待を裏切るものとなっています。
WinampのCEOは、「今後モバイルプレイヤーやその他プラットフォームに注力していく」と説明しており、Windows版Winampの重要性が下がっていることから、今回の決断につながった可能性があります。