Windows 10でアプリの起動が死ぬ程遅いのは大量のフォントが原因だった

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Pexels photo 2029478

Windowsが遅くなる理由にはハードウェア、ソフトウェアさまざまな要因が考えられるため、簡単に原因を突き止めることができない場合があります。

今回、ブロガーのBig Dan氏は、Windows 10でアプリケーションの起動が遅くなっていた原因が、インストールされていた大量のフォントにあったことを突き止めたと、ブログ記事「Too Many Fonts in Windows 10 Can Cause Slow Application Starts(Windows 10でフォントが多すぎるとアプリケーションの起動が遅くなることがある)」で説明しています。

記事によると、同氏はWindows用アプリケーション「Quicken」の遅さに長年悩まされており、起動時に30秒以上待たされることもあったとのこと。他にも起動に時間がかかる小さなアプリケーションがいくつかあり、Outlookでタスクのフォントのプロパティを変更するにも非常に時間がかかったそうです。ただし、アプリ一度起動した後は、かなりの時間高速で再起動することができ、これが問題を複雑に見せていたと説明しています。

Quickenの再インストールや、DNSサーバーのチェック、ネットワークパケットのキャプチャ、ウィルススキャナーの設定変更などを行っても効果がなく、最終的にProcmonでQuickenが生成するイベントを監視するまでに至ります。

同氏はProcmonを使い、Quickenがシステムにインストールされている大量のフォントを起動時に開いていることをつきとめますが、当初は有効な解決策がみつからず、タスクスケジュールでQuickenを朝一番に起動することでしのぐ事にします。

しかし数週間前、ふとしたことから900以上のフォントを含む以下のディレクトリを発見します。

C:\Users\dan\AppData\Local\Microsoft\Windows\Fonts.

同氏は以前デザイン関連の仕事をしていて、新しいシステムをセットアップする際、フォントを全てコピーしていたため大量のフォントがシステム上に存在していた模様。

最終的にこのフォントディレクトリの名前をfonts-oldに変更し、フォントが必要になったときだけ必要なフォントをfontsフォルダに戻すことで、Quickenが高速に起動するようになったそうです。

Hacker Newsには、これはWindowsの問題というよりも、Quickenを初めとした起動時にフォントをチェックするアプリの方に問題があるというコメントも寄せられていますが、トラブル発生時にどのように問題を解決したのかその方法は参考になりそうです。

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