Microsoftは24日(現地時間)、Spectre Variant 2脆弱性を修正するWindows 10向けのマイクロコードアップデートを修正し、新たな更新プログラムとして公開しました(gHacks)。
Microsoftは2018年3月にKB4090007、KB4091663、KB4091664、KB4091666を公開していますが、初期バージョンではインテルがマイクロコードアップデートを作成した全てのプロセッサがサポートされていませんでした。
2018年4月24日に公開された更新版では、Broadwell DE A1、Broadwell DE V1、Broadwell DE V2,V3、Broadwell DE Y0、Broadwell H 43e、Broadwell U/Y、 Broadwell Xeon E3、 Haswell (including H, S)、 Xeon E3、 Haswell Perf Halo、Haswell Server E, EP, EP4S、Haswell ULTといったプロセッサが新たにサポートされています(Skylake、Kaby Lake、Coffee Lakeプロセッサはサポート済み)。
マイクロコードアップデートはWindows Update経由では公開されておらず、以下のダウンロードリンクを利用し手動で更新プログラムをダウンロードし、インストールする必要があります。
- KB4090007: Windows 10 Version 1709
- KB4091663: Windows 10 Version 1703
- KB4091664: Windows 10 Version 1607
- KB4091666: Windows 10 Version 1507
Windows 10 Version 1511に対する更新プログラムはありません。
今回のマイクロコードアップデートの更新により、インテルがマイクロコードの更新を提供するプロセッサの多くをサポートしたことになりますが、まだ古いプロセッサの一部はサポートされておらず、今後の対応が待たれます。