アメリカ国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology,NIST)が管理している脆弱性情報データベース(National Vulnerability Database,NVD)を分析したレポートが公開され、過去10年に報告された脆弱性の数で、Windows 10がAndroidやmacOS、Linuxを下回っていることが分かりました(MSPoweruser)。
データによると1999年から2019年の間に報告された脆弱性が最も多かったのはDebian Linuxで3,067件、人気のLinuxディストリビューションであるUbuntuは2,007件となっています。一方Windows 7は1,283件、Windows 10は1,111件とこれらを下回っています。
また、2019年だけに限定した場合でも、Androidが414件でトップ、Debian Linuxが360件で2位で、Windows 10は357件の4位になっています。
報告された脆弱性の数が、必ずしもソフトウェアの危険性に比例するものではない事に注意する必要がありますが、LinuxやmacOSよりも脆弱な印象のあるWindowsのイメージを考え直さなければならない時期にあるのかもしれません。