Windows 11/10で全プリンターが「HP M101-M106」だと誤認識される不具合が発生中

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HP M101 M106 and HP Smart on Windows

11月末、Windows 11/10に「HP Smart」と呼ばれるアプリがユーザーの同意なしにインストールされているという問題が報告されました。これに続き、Windows 11/10上のさまざまなプリンターの名前が「HP LaserJet M101-M106」に変更されてしまうという問題も発生している事がわかりました(Windows Latest)。

この問題はメタデータの取り違えによって発生していると考えられています。メタデータはHPのようなハードウェアメーカーがMicrosoftに提供する情報で、プリンターを含めた周辺機器のハードウェアの詳細を認識するのに使われます。11月の最終週、HPはWindows Updateでメタデータを提供し、そのデータが誤った情報を含んでいたと考えられています。

メタデータはソフトウェアパッケージではないため、更新履歴には表示されません。しかし「DeviceMetadataCache」フォルダ内の.XMLファイル内に表示されるそうです。

C:\ProgramData\Microsoft\Windows\DeviceMetadataCache\dmrccache\tr\d3a162c7-a388-4099-b63d-265639514cc0

影響を受けた環境では、コントロールパネルなどからプリンターを一覧を表示すると、すべてのプリンターや関連サービスのアイコンや名前が「HP LaserJet M101-M106」に変更されているとのこと。

画像を確認すると「EPSON Printer & Scanner」や「Microsoft Print to PDF」の製造元が「HP」に、モデル名が「HP LaserJet M101-M106」になっているだけでなく、アイコンも全て同じものになっていることがわかります。

Microsoft Store経由で「HP Smart」アプリがインストールされたのも、WindowsがHPのプリンターを使用中だと判断したせいではないかと予想されています。

Windows LatestはMicrosoftにコメントを要求し、詳細はまだ明らかになっていないものの、今後数日中にメタデータを修正するアップデートが提供される可能性があるとのこと。なおこの間違いはプリンターの機能には影響せずあくまでもラベリングの問題だとされています。

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