Windows 11用の2025年5月の月例更新プログラムKB5058411やKB5058405で、ChromeベースのウェブブラウザのCJKフォント(中国語・日本語・韓国語フォント)がぼやける不具合をMicrosoftが認識していることがわかりました。
KB5058411の既知の不具合に以下のような項目が追加されています。
この問題は、「Microsoft EdgeやGoogle ChromeなどのChromiumベースのブラウザーで96 DPI(100%スケーリング)で表示すると、CJK(中国語、日本語、韓国語)のテキストがぼやけたり不鮮明になったりすることがある」というものです。
問題の背景には、2025年3月のプレビュー更新導入されたNotoフォントがあります。ウェブサイトやアプリがフォントを明示的に指定していない場合、WindowsはNotoフォントを使ってCJK文字を表示するようになりましたが、96 DPI環境では、Notoフォントが十分にきれいに描画されないことがあり、文字がぼやけたり不明瞭になったりすることがあるとのこと。
一時的な対策として、画面スケーリングを125%や150%に上げることで、レンダリングの精度が上がり、テキストの鮮明度を改善することができます。
Windows 11で画面スケーリングを変更するには「設定 > ディスプレイ」から行います。詳細はこちらで確認可能です。