Windows 11の累積アップデートKB5022303とKB5022287が公開 - 2023年1月の月例更新プログラム

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Microsoftは本日、毎月米国時間の第2火曜日に提供している月例更新の一環として、Windows 11 22H2の累積アップデートKB5022303と、21H2の累積アップデートKB5022287を公開しました。

更新プログラムは主にシステムの品質を改善し、セキュリティ問題を修正するものです。

自動的にインストールされますが、Windows UpdateまたはMicrosoft Update Catalogを利用して手動でインストールすることもできます。

それぞれの変更点は以下の通りです(キュリティアップデートの内容は日本Microsoftのブログで参照できます)。

目次

January 10, 2023—KB5022303 (OS Build 22621.1105)

Windows 11 Version 22H2用の更新プログラムKB5022303では、Local Session Manager(LSM)に影響する問題の修正や、データベースへの接続にMicrosoft Open Database Connectivity(ODBC)SQL Server Driver(sqlsrv32.dll)を使用するアプリに影響する既知の問題への対処が行われています。

リリースノートは以下の通りです。

ハイライト:

  • This update addresses security issues for your Windows operating system.

改良と修正:

  • This update addresses issues that affect the Local Session Manager (LSM). These issues might allow users who do not have admin rights to perform actions that only an admin can.
  • This update addresses a known issue that affects apps that use Microsoft Open Database Connectivity (ODBC) SQL Server Driver (sqlsrv32.dll) to connect to databases. The connection might fail. You might also receive an error in the app, or you might receive an error from the SQL Server.

更新プログラムには以下の2件の既知の不具合が存在します。

対象 症状 回避策
IT管理者 プロビジョニングパッケージを使用すると、期待どおりに動作しないことがある。Windowsが部分的にしか構成されず、Out Of Box Experienceが終了しなかったり、予期せず再起動したりする可能性がある。 Windows 11, version 22H2にアップグレードする前に、Windowsデバイスをプロビジョニングすることができれば、この問題を防ぐことが可能。
IT管理者 複複数の大きなGBファイルのコピーに予想以上の時間がかかることがある。サーバーメッセージブロック(SMB)経由でネットワーク共有からWindows 11, Version 22H2にファイルをコピーする場合に発生しやすいものの、ローカルファイルのコピーも影響を受ける可能性がある。 この問題を軽減するために、キャッシュマネージャー(バッファードI/O)を使用しないファイルコピーツールを使用することができる。これは、以下に挙げる組み込みのコマンドラインツールを使用する。

  • robocopy \\someserver\someshare c:\somefolder somefile.img /J
  • xcopy \\someserver\someshare c:\somefolder /J

現在、解決に向けて取り組んでおり、今後のリリースで最新情報を提供する予定。

Windows Updateの他、Microsoft Update Catalogを利用してインストールすることができます。

January 10, 2023—KB5022287 (OS Build 22000.1455)

Windows 11 Version 21H2用の更新プログラムKB5022287では、Local Session Manager(LSM)に影響する問題の修正や、データベースへの接続にMicrosoft Open Database Connectivity(ODBC)SQL Server Driver(sqlsrv32.dll)を使用するアプリに影響する既知の問題への対処、一部のWindowsデバイスで起動時にエラー(0xc000021a)が発生し、ブルースクリーンが表示される事がある問題の修正が行われています。

リリースノートは以下の通りです。

ハイライト:

  • This update addresses security issues for your Windows operating system.

改良と修正:

  • This update addresses issues that affect the Local Session Manager (LSM). These issues might allow users who do not have admin rights to perform actions that only an admin can.
  • This update addresses a known issue that affects apps that use Microsoft Open Database Connectivity (ODBC) SQL Server Driver (sqlsrv32.dll) to connect to databases. The connection might fail. You might also receive an error in the app, or you might receive an error from the SQL Server.
  • This update addresses an issue that might affect startup on some Windows devices. They might receive an error (0xc000021a) and have a blue screen.

更新プログラムには既知の不具合は存在しません。

Windows Updateの他、Microsoft Update Catalogを利用してインストールすることができます。

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