Microsoftは、Windows 11の「タスクバー」機能をOSの重要な機能と位置づけ、日々改善に取り組んでいます。
最近も、Windows 11のプレビュービルドで、タブレットデバイスに最適化されたタスクバーが導入される変更が行われましたが、その反面、従来使えた重要な機能が削除されていることがわかりました(Softpedia)。
Feedback Hubに寄せられた情報によると、Windows Insider ProgramのDevチャンネル向けに配信されたBuild 22563以降のバージョンでは、システムトレイアイコンのドラッグ&ドロップによる並べ替え機能が使用できなくなっているとのことです。
システムトレイ内あるいは、非表示アイコンを表示するフライアウトとシステムトレイの間でアイコンを移動できなくなっており、当初バグではないかと見なされていましたが、Microsoftは意図した動作だと説明しています。
We'll be continuing to monitor this feedback, but with the updates we made for the new tablet-optimized taskbar in Build 22563, we're no longer supporting dragging icons in the system tray or between the system tray and the show hidden icons flyout. Instead, you should use the Settings > Personalization > Taskbar > System tray section to manage these icons
私たちはこのフィードバックを引き続き監視していきますが、Build 22563で新しいタブレットに最適化されたタスクバーのために行った更新により、システムトレイ内またはシステムトレイと非表示アイコンの表示フライアウトの間でアイコンをドラッグすることはサポートされなくなりました。代わりに、これらのアイコンを管理するには、設定 > 個人設定 > タスクバー > システムトレイのセクションを使用してください
設定画面を利用して、アイコンの表示を管理することはできますが、これまでのようにマウスを利用して素早くアイコンを管理することができなくなっています。
タブレットに最適化されたタスクバーは、折りたたまれた状態と展開された状態を持ちます。折りたたまれた状態では画面スペースを広く活用でき、誤ってタスクバーを起動してしまうことを防ぎ、展開した状態ではタッチ操作で使いやすいようにタスクバーが最適化されます。
Microsoftは、現時点ではシステムトレイアイコンの挙動を元に戻す計画は持っておらず、変更を不満に思っているインサイダーは、Feedback Hubに自分の意見を投稿した方が良いかもしれません。