Microsoftは先日、「Windows 11 Insider Preview Build 25284」をWindows Insider ProgramのDevチャンネル向けにリリースしました。
このビルドではサードパーティウィジェットのサポートが行われたことが正式にアナウンスされていますが、隠し機能として、Windows Updateを使用してPCの問題を修正することができる新たな機能が追加されている事がわかりました(gHacks)。
「Fix problems using Windows Update」と名付けられた機能がどのように動作するのか現段階では不明ですが、Windows関係のリーク情報でおなじみのPhantomOcean3氏は、「インストールメディアなしで同じビルドへのインプレースアップグレードがまもなく可能になるようだ」と説明しています。
You will soon be able to run an in place upgrade to the same build without installation media it seems. Hidden in 25284 (new Fix problems using Windows Update option)
vivetool /enable /id:42550315 pic.twitter.com/WiaLb0qjAv
— PhantomOcean3 (@PhantomOfEarth) January 25, 2023
このことからPCを完全にリセットすることなく、PCを修復するための機能で、Windows Update経由で必要なファイルをダウンロードするのではないかと思われます。
この機能は現段階では隠し機能であるため、メニューを表示するには、ViveToolを使用し、強制的に機能を有効化する必要があります。
「Fix problems using Windows Update」を有効に
機能を有効にするためには以下の手順を実行します。
- GitHubからViveToolの最新版のzipファイルをダウンロードし展開する。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開き、展開先のvivetool.exeが存在するフォルダにcdコマンドで移動する。
- 以下のコマンドを実行する。
vivetool /enable /id:42550315
- PCを再起動する。
- 無効化したい場合は以下のコマンドを実行する。
vivetool /disable /id:42550315
再起動後、「設定 > システム > 回復」あるいは「設定 > Windows Update > 詳細オプション > 回復」を開くと、「Fix problems using Windows Update」というメニューが確認できるはずです(ただし今のところ利用できないようです)。
隠し機能を有効にするとシステムが不安定になる可能性もあります。実行する場合は自己責任にてお願いします。
