Microsoftは本日、Windows 11のプレビュービルド「Windows 11 Insider Preview Build 22518」をリリースしました(Windows Blog)。
Devチャンネルで公開されるビルドは、将来の機能アップデートで追加される可能性のある、さまざまな新機能が先行して実装されています。特定のリリースとは直接結びつけられておらず、ビルドに含まれる新機能や改善点は、準備が整い次第、将来のWindowsリリースに反映される可能性があります。
Windows Insider Programの更新オプションでDevチャンネルを選択し、Windows 11のプレビュー版を使用しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
Build 22518の新機能
Build 22518の新機能は以下の通りです。
Spotlightコレクションでデスクトップに世界を表示
Spotlightコレクションを使用し、世界中から集められた美しい写真をデスクトップに表示することができるように。それぞれの写真にまつわる楽しい情報を確認することも可能。
以下の手順で実行する。
- デスクトップ上で右クリックし「個人用設定」を選択する。
- 個人用設定のページで「背景」を選択する。
- 「背景のカスタマイズ」のドロップダウンで「Spotlightコレクション」を選択する
デスクトップに表示されたSpotlightのアイコンにカーソルを合わせると、各写真の詳細が表示される。右クリックするとコンテキストメニューが表示され、別の背景画像に切り替えたり、写真の好き嫌いを判定することができる。
タスクバーのウィジェットのエントリーポイントを更新
タスクバーの左側にウィジェットのエントリーポイントを表示し、天気のライブコンテンツを表示することをテスト中。また、エントリーポイントにカーソルを合わせるだけで、ウィジェットボードを開くことができる。
タスクバーを左寄せ表示している場合、ウィジェットのエントリーポイントはタスクビューアイコンの右側に表示される。
グループポリシーや、タスクバーの「ウィジェット」ボタンの表示/非表示の設定は変更されない。現在Insidersの一部に公開中。
ボイスアクセスの導入
声を使ってPCを操作したり、テキストをオーサリングしたりすることができる新しい体験。アプリを開いたり切り替えたり、ウェブを閲覧したり、メールを読んだり作成したりといったシーンをサポートしている。現在ボイスアクセスは英米語にのみに対応。
ボイスアクセスは、「設定 > アクセシビリティ > 音声」で確認できる。
Windows Subsystem from Linux (WSL)をMicrosoft Storeからインストール
WSLをMicrosoft Storeで提供。これまでのWSLと配信方法が異なるだけだがMicrosoft StoreからWSLをインストールすることで今後のアップデートが簡単になる。
今回のプレビュービルドから、「wsl.exe -install」コマンドを変更し、デフォルトでMicrosoft StoreからWSLをインストールするよううにした。「wsl.exe -install」にオプションを追加し設定を容易にする機能も追加。例えば「wsl.exe -install --no-launch」は新しいWSLディストロをすぐには起動せずにインストールできる。利用可能なコマンドは「wsl -help」で確認可能。「wsl -update」でストアバージョンにアップデートできる。
詳細はこちら。
公式ブログには細かな不具合の修正内容や、既知の不具合もリストアップされていますので、インストールする前に確認しておくことをおすすめします。