Microsoftは本日、Windows 11のプレビュービルド「Windows 11 Insider Preview Build 22616」を、Windows Insider ProgramのDev/Betaチャンネル向けにリリースしました(Windows Blog)。
本ビルドの注目点は以下の通りです。
- システムトレイの「隠れているインジケーターを表示」フライアウトが表示されない問題など、いくつかの変更や修正。
- Xboxコントローラー用の新しいコントローラーバー機能がテスト可能に。
また、DevチャンネルからBetaチャンネルへ切替可能な期間は間もなく終了すると案内されています。現在はDevチャンネルからBetaチャンネルに切り替えたい場合は、Windows Insider Programの設定でBetaチャンネルを選ぶだけで可能ですが、期間がすぎればBetaチャンネルの切替にはクリーンインストールが必要となります。
Devチャンネルで公開されるビルドは、将来の機能アップデートで追加される可能性のある、さまざまな新機能が先行して実装されています。特定のリリースとは直接結びつけられておらず、ビルドに含まれる新機能や改善点は、準備が整い次第、将来のWindowsリリースに反映される可能性があります。
Windows Insider Programの更新オプションでDev/Betaチャンネルを選択し、Windows 11のプレビュー版を使用しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
Build 22616の新機能
Build 22616では新機能は追加されていません。
Windows Insidersからのフィードバックの結果、Build 22581で導入されたシステムトレイの変更を一旦無効化し、従来の、Windows 11のオリジナルリリースと同様に機能するようになっています。
また、Windows 11 Proでは、個人用としてセットアップする場合のみ、デバイスの初期セットアップ(OOBE)時にMSAとインターネット接続を要求するようになりました。仕事用や学校用のデバイスセットアップを選択した場合は、変更はなく、これまでと同じように動作するそうです。
その他、explorer.exeの安定性の向上や、日本語IME使用時に半角/全角キーを押すと、一部のアプリがクラッシュする不具合も修正されています。
公式ブログには細かな不具合の修正内容や、既知の不具合もリストアップされていますので、インストールする前に確認しておくことをおすすめします。