Microsoftは3月2日(現地時間)、Windows Insider ProgramのDevチャンネル向けの累積アップデート「Windows 11 Insider Preview Build 23419」をリリースしました(Windows Blog)。
Devチャンネルで公開されるビルドは、将来の機能アップデートで追加される可能性のある、さまざまな新機能が先行して実装されています。特定のリリースとは直接結びつけられておらず、ビルドに含まれる新機能や改善点は、準備が整い次第、将来のWindowsリリースに反映される可能性があります。
Windows Insider Programの更新オプションでDevチャンネルを選択し、Windows 11のプレビュー版を使用しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
Build 23419の新機能
Build 23419の新機能は以下の通りです。
タスクマネージャーでライブカーネルメモリダンプを作成する
タスクマネージャに、カーネルメモリダンプ(LKD)のライブ収集を支援する開発者向けの新機能セットを導入する。これは、ユーザーモードプロセスのための既存の「メモリダンプ」に追加されるもの。
カーネルメモリダンプ(LKD)をキャプチャするには、タスクマネージャの詳細ページで、システムプロセスを右クリックし、コンテキストメニューに「カーネルメモリダンプファイルの作成」を表示し、カーネルまたはカーネルスタックのフルライブメモリダンプをキャプチャする必要がある。
ダンプは以下の場所に書き込まれる。
%LocalAppData%\Microsoft\Windows\TaskManager\LiveKernelDumps
タスクマネージャーの設定ページで、カーネルのライブメモリーダンプの設定を確認/編集することができる。
USB4設定ページ
「設定 > Bluetoothとデバイス > USB > USB4 Hubs and Devices」にUSB4ハブとデバイスの設定ページを追加。USB4設定ページでは、システムのUSB4機能およびUSB4対応システムに接続された周辺機器に関する情報を提供する。
以下の機能が提供される。
- 接続されたUSB4ハブやデバイスのツリーを見ることができる。
- USB4ドメインに関連する属性と機能を表示する。
- 詳細をクリップボードにコピーして、カスタマーサポートやシステム管理者と共有し、トラブルシューティングを行うことができる。
Microsoft USB4 Connection ManagerでUSB4をサポートしていない場合、このページは表示されない。USB4対応かどうかは、デバイスマネージャーで「USB4 Host Router」が表示されているかどうかで確認できる。
その他、簡体字中国語で人気のある単語を簡単に入力できる改良されたクラウドサジェストと統合検索サジェストの導入が行われています。
さらにタスクバーのシステムトレイに秒を表示する機能が導入されていいます。「設定 > 個人用設定 > タスクバー」の「タスクバーの動作」セクションのオプションで変更可能で、機能は段階的にロールアウトされます。
公式ブログには細かな修正内容がリストアップされていますので、インストールする前に確認することをおすすめします。