Windows 11では、一部のデバイスでHDDやSSDが通常より遅くなるという問題が報告されていました。
2021年7月に初めて報告された、一部のストレージドライブでは動作が50%も低速化するという深刻な問題で、長い間ユーザーを悩ませてきましたが、Windows 11のプレビューアップでKB5008353では、この問題がようやく修正した模様です(Windows Latest)。
Microsoftはリリースノートで以下のように説明しています。
Addresses a performance regression issue that occurs when you enable the update sequence number (USN) journal.
USN (Update Sequence Number) ジャーナルを有効にしたときに発生するパフォーマンス低下の問題に対処しました。
更新プログラム適用後、ストレージのパフォーマンスの問題が解決たようで、あるユーザーは「NVMeだけでなくSATA SSDさえ速くなった。以前のWindows 11はWindows 10よりも起動が遅かった」と指摘しています。またFeedback Hubでも同様の確認が行われています。
KB5008353では、このほかにもファイルエクスプローラーのパフォーマンスに影響を与える可能性のあるバグの修正や、タスクバーの不具合の修正など、かなりの数のバグが修正されています。これらの修正は2022年2月の月例更新プログラムに含まれ広く展開される予定です。