Windows 11ではタスクバーやスタートメニューに大幅な変更が加えられました。
デザインがモダンに改善された点は高く評価されているものの、Windows 10等、従来のWindowsで利用可能だった一部の機能は削除されており、例えばタスクバーを下以外の場所に移動する標準的な機能は省略されました(レジストリを使って変更する事は可能です)。
タスクバーの移動機能は、Windows 11で最も実装が待ち望まれている機能の一つですが、Microsofのスタッフが行ったAMAセッションによると「多くの課題」が存在為、簡単に実現することができない模様。タスクバーの表示位置のみを変更することは簡単なものの、スタートメニューや検索の表示位置をタスクバーの位置に合わせて調整しなければならないなど、付随する作業の量が膨大であるためです。
しかしこの状況もようやく変わりつつあるかもしれません。Windows愛好家のAlbacoe氏は、「完全なXAMLタスクバーを上部に配置できることが判明しました」と以下のようなツイートを行っています。
Turns out you can position the fully XAML taskbar up top, the experience is not all that great though pic.twitter.com/NmGjOVK0gR
— Albacore (@thebookisclosed) March 6, 2023
動画を見る限り、実装はまだ不完全でタスクバーから呼び出す各種の機能やアニメーションは、タスクバーの位置が「下固定」である事を前提として動いている様子。
Microsoftは昨日、Windows Insider ProgramにDevチャンネルよりもさらに不安定なCanaryチャンネルを追加する事を発表しました。今後はこのような新機能のテストが今までよりも頻繁に行われるようになるのかもしれません。
[via Neowin]