本日Microsoftが、「Windows 8.1 Update 1」をMSDNサブスクリプション加入者向けに公開しています(MSDNサブスクライバーダウンロード、PC Watch、TechCrunch日本版)。一般公開は4月8日(日本時間だと4月9日)が予定されています。
Windows 8.1の新機能は「スタート画面に、電源ボタン、検索ボタンが追加」、「スタート画面の右クリックにコンテキストメニューが追加」、「タスクバーにModernアプリが表示されるようになる」など、事前にリークされた情報通りの内容。
デスクトップユーザー向けの更新なのでWindows 8.1を普通のパソコンで使っているユーザーにとっては歓迎できる内容だと思います(スタートメニュー復活のニュースと比べるとインパクトが薄いですけど…)。
これ以外にも、Build 2014でいろいろな発表が行わたようです。要チェックな情報をピックアップしてみた。
9インチ以下のWindowsが無料化
OEM/ODM向けに、9インチ以下のディスプレイのWindows搭載スマートフォン/タブレットに対し、Windowsを無償化するという発表です。Windows OSの種類ははっきりしませんが(Windows PhoneとWindows RT?)、Office 365の1年間サブスクリプションも提供するそうなのでかなりの太っ腹です(PC Watch)。
Microsoftが積極攻勢にでることで、膠着状態にあった、iOS/Android間の勢力争いに動きがあるかもです。
Windowsアプリのユニバーサル化
これは開発者にとって結構インパクトがあるかもしれません。一つのアプリを、スマートフォン、タブレット、PC、(将来的には)Xboxで動かすことができる「Universal Windows apps」の導入が発表されました(wmpoweruser)。
ユニバーサルアプリはWindows Runtimeで動作し、C#や、JavaScript/HTML5などのフレームワークをサポート。開発者は、デバイス特有のコードと共通のコードを持つことができ、Windows 8.1とWindows Phone 8.1エミュレーターを使って、簡単にテストすることが可能とのことです。
「shared app identities 」と呼ばれる機能が提供され、PCで買ったアプリをスマートフォンで使ったり、アプリ内課金を両方で統一して扱うこともできるようです。
ちなみに、Windowsストアと、Windows Phoneストアの開発者登録って別々に必要だったはずだけど…と思って検索してみたら、いつの間にか統合されていたみたいです。
Windowsストアアプリの時代が来るのかどうか、注目ですね。