Windows 8.1環境で、OSのサポート期間が2023年1月に終了することを警告する全画面通知が始まりました。
通知は、Microsoftが先日公開したWindows8.1用の7月の月例更新プログラムKB5015874によって導入され、EOSnotify.exeによって表示されます。
更新プログラム適用後にユーザーがログインすると「このバージョンのWindowsはサポート終了に近づいています」という通知がフルスクリーンで表示され、ユーザーは「サポート終了後に通知する」「後で通知する」「詳細情報」などのオプションを選択することができます。
「サポート終了後に通知する」を選ぶと、Windows 8.1のサポートが終了した後にのみ通知が表示され、「後で通知する」を選ぶと35日後に通知が再び表示されます。「詳細情報」を選ぶと、Windows 8.1のサポート終了を説明するMicrosoftのページが表示されます。
なお、この通知は企業の管理化にあるPro/Enterpriseデバイス、およびWindows Embedded 8.1 Industry Enterprise、Windows Embedded 8.1 Industry Proデバイスには表示されません。
EOSnotify.exeってなに
EOSNotify.exeは「c:\Windows\System32」フォルダーに存在する実行ファイルで、タスクスケジューラーから呼び出されます。ユーザーがログインする度に実行するべきかどうかの判定が行われ、必要ならば全画面での通知が表示されます。
BleepingComputerによると、以下のレジストリ設定を行うことで通知を全く表示しないようにすることもできるとのこと。
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\EOSNotify] "DiscontinueEOS"=dword:00000001
ただし、警告を無効化してもサポート終了日が近づいているのは事実であり、無闇に無効化するのはやめたほうがよさそうです。