Microsoftは2月3日、ブログ記事「What’s coming for the Windows Insider Program in 2022(2022年、Windows Insider Programに訪れるもの)」を公開し、2022年に行われるWindows Insider Programの変更計画を明らかにしました(BetaNews)。
記事によると、Windows 11でテストプログラムを実行しているユーザーの数は、Windows 10の時よりも増加しており、今後はより実験的な新機能やサービスを試すことに重点を置いていくとのことです。
MicrosoftのBrandon LeBlanc氏は以下のように説明しています。
As part of this ongoing evolution, Insiders will see us lean more heavily on the Dev Channel as a place to incubate new ideas, work on long lead items, and control the states of individual features. This allows us to experiment in a few ways by rolling features in stages to monitor quality and your feedback (which we’ve been doing a lot of already) and testing variations of features (often referred to as "A/B testing"). Features and experiences from these builds could show up in future Windows releases when they’re ready.
この継続的な進化の一部として、Insidersは、新しいアイデアを孵化させ、長いリードアイテムに取り組み、個々の機能の状態を制御する場所として、Dev Channelをより重視するようになります。これは、品質とあなたのフィードバックを監視するために段階的に機能をロールバックしたり(すでに多くのことを行っています)、機能のバリエーションをテストする(しばしば「A/Bテスト」と呼ばれます)ことによって、いくつかの方法で実験することができます。これらのビルドから得られる機能や体験は、準備が整い次第、将来のWindowsのリリースに反映される可能性があります。
新機能のアイデアを確認する場としてDevチャンネルがより重視されるようになり、場合によってはA/Bテストによって、機能のバリエーションがテストされることもあるとのこと。LeBlanc氏はビルドで試す可能性のある機能のすべてのバリエーションを文書かすることはないと述べています。
変更にともないMicrosoftは新しいInsiderロゴを作成し、チャンネルの目的を再定義しています。
- Devチャンネル: さまざまなコンセプトを試し、フィードバックを得ながら、リリースされないかもしれない機能や体験について、エンジニアが長期にわたって取り組むためのもの。Dev チャンネルにリリースされるビルドは、Windows の特定のリリースと一致するものであってはならず、含まれる機能は時間の経過とともに変化し、Insider ビルドで削除または置き換えられるかもしれない。一般ユーザーにはリリースされない機能が含まれることもある。
- ベータチャンネル: 一般ユーザーに提供するものに近い体験をプレビューする。DevチャンネルとBetaチャンネルは平行して開発されているので、機能や体験がベータチャンネルに先に現れるケースもある。
- DevチャンネルとBetaチャンネルのビルドに含まれる機能や体験のアップデートは、Feature、Web、Online Service Experience Packでも提供される予定。
- Release Previewチャンネル: 引き続き、近日中に一般ユーザーに提供されるものをプレビューする。
現在選択しているチャンネルから別のチャンネルに変更したいインサイダーに対して、まもなくその機会が提供されるとのことです。