Microsoftは本日、Windows 10用のオープンソースのターミナルソフト「Windows Terminal」の最新版v0.9を公開しました(Microsoft)。v0.9はv1リリースの前に公開される新機能を含む最後のバージョンとされていて、Microsoft StoreまたはGitHubのリリースページからダウンロード可能です。
v0.9の新機能は以下の通りです。
コマンドライン引数: wt実行エイリアスがコマンドライン引数をサポートするようになった。 タブとペインの分割、初期ディレクトリやプロファイルの設定が可能。
例えば以下のように指定できる(詳細はこちら)。
wt -d .
カレント作業ディレクトリでデフォルトプロファイルを使用してターミナルを開く。
wt -d . ; new-tab -d C:\ pwsh.exe
2つのタブでターミナルを開く。 1つ目はカレント作業ディレクトリでデフォルトのプロファイルを使用。 2つ目はc:\ディレクトリで、「コマンドライン」として、デフォルトプロファイルの「コマンドライン」の代わりにpwsh.exeを適用し、デフォルトプロファイルを使用する。
PowerShellの自動検出: PowerShellのすべてのバージョンを検出し自動的にプロファイルを作成。最適と思われるPowerShellバージョンには「PowerShell」という名前が付けられ、ドロップダウンに元のPowerShell Coreスロットが組み込まれる。
Close All Tabsの確認: 「すべてのタブを閉じる」確認ダイアログを常に非表示にできる新しいグローバル設定が追加された。profiles.jsonファイルの上部で「confirmCloseAllTabs」をfalseに設定するとポップアップが表示されなくなる。
その他、Ctrl+InsとShift+Insのコピーとペーストへの割り当てや、Shift+クリックで選択範囲を展開する機能のサポートなど細かな変更も含まれています。