先日発見された、「Windows XPにWindows Embedded用の更新プログラムを無理やりインストールするレジストリハック」に関し、ライセンス違反なので使わないほうが良いという意見もありましたが、(少なくとも現時点では)「ライセンス違反にならない」という意見も出ているようです(slashdot日本版)。
この意見を唱えているのは、ソフトイーサで有名な登 大遊氏。更新プログラムの「使用許諾契約書」の文言を厳密に解釈すると、正規の Windows XP Professional / Home Editionユーザーが、Windows Embedded用の更新プログラムをインストールすることは、ライセンス違反にはならないという意見です(詳細はリンク先を確認してください)。
Microsoftはライセンスに触れず?
日経が日本Microsoftに確認したところ、「この方法で適用できるとされているパッチは、Windows EmbeddedやWindows Server 2003向けに作られたもので、Windows XPパソコンのユーザーを保護できるものではない」というコメントを貰ったそうで、この中にライセンスに関する言及はありません。そういえば、ZDNetがMicrosoftから得た回答でもライセンスには触れていませんでした。
ということで、問題はやはり技術的なものになりそうです。あくまでもWindows Embedded用の更新プログラムなので、Windows XPに適用することでどんな不具合がでるか予想不可能な上、保護も十分でない可能性があります。この点から考えると、やはり新しいOS (Microsoft推奨のWindows 7 or Windows 8.1)へ乗換えた方がよさそうですね。