Microsoft、Windows 7/8.1に対する月例パッチシステムの詳細を発表

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Windows update

Microsoftは10月7日、今月から始まる、Windows 7/8.1に対する月例パッチ方式での更新プログラムの提供に関する詳細な説明を公開しました(Windows for IT ProsZDNet Japan)。

月例パッチはこれまでの複数の更新プログラムを一つにまとめた形式で提供され、最終的な目標は、累積アップデート形式で更新を提供することだと説明されています。

今後月ごとに以下の更新が公開されることになります:

  • セキュリティだけの品質アップデート: 月ごとのセキュリティ修正をまとめたもの。WSUSとWindows Update Catalogで提供される。
  • セキュリティマンスリー品質ロールアップ: 月ごとのセキュリティ修正と前月からのセキュリティ以外の修正、過去の月例ロールアップの修正内容を含むもの。WSUS、Windows Update Catalog、Windows Updateで公開される。第2火曜日に公開。
  • マンスリー品質ロールパップのプレビュー: マンスリーローアップに加えセキュリティ以外の修正のプレビュー版を含むもの。WSUS、Windows Update Catalog、Windows Updateで公開される。第3火曜日に公開。

文字で書くと複雑な感じがしますが、以下の図を見ると分かりやすいかもしれません。

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月例パッチは過去の分が積み重なっていく累積方式で形式で提供され、一般ユーザーは、基本的には第2火曜日に公開される「セキュリティマンスリー品質ロールアップ」に注目しておけば良いことが分かります。

なお、今後もこれまで同様Windows Updateを有効にして、月例パッチを毎月あてていく事が推奨されていますが、企業ユーザーのようにセキュリティ以外の修正を適用しない環境では、Windows Updateは無効にしておき、単体のセキュリティパッチだけをWindows Update Catalogから手動でダウンロードして適用していくこともできるようです。

更新プログラムの提供方法の改良により、Windows 7/8.1を新規インストールする際、更新プログラムを数百個ダウンロードしようとしてインストールに時間がかかってしまう問題が解決することが期待されています。ただしWindows 10で問題が発生していることからも分かるように、累積的更新プログラムでも結局インストール時に問題が起こる可能性は残されています。

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