Microsoftは、Windows VistaでPCの基本的な性能をスコアで表す「Windowsエクスペリエンスインデックス」と呼ばれる機能を導入しました。残念ながらWindows 8で、インデックス値をGUIでわかりやすく表示する機能は削除されてしまいましたが、スコア値の計測自体は「WinSAT.exe」によってWindows 10でも可能となっています。
本日紹介する「Xiret」は、このWindowsエクスペリエンスインデックスを従来のように分かりやすく表示するオープンソースアプリです。Windows 10でも動作し、Windows 7時代のようにわかりやすくインデックス値を確認することが可能となっています。
以下使用方法を説明します。
Xiretの使用方法
GitHubのリリースページから最新版(記事執筆時Xiret v2.1.0 stable)をダウンロードします。ダウンロードしたzipファイルの中に含まれるexeファイルを実行すると以下のような画面が表示されます。
▲右上の「Run Assessment」あるいは「Repeat Assessment」ボタンをクリックすると、ダイアログが起動し、Windowsエクスペリエンスインデックスの計測が始まります。
▲「View Xiret Log」でどのようなコマンドが実行されているかが分かります。内部的に「WinSAT.exe」を動かし、その値を取得している事が確認できます。
▲「Show Hardware」ボタンをクリックすると、プロセッサやメモリなどのハードウェアの情報が表示されます。
測定した値は「Export」メニューを使用してJPG、PNG、BPM形式の画像形式、あるいはテキスト形式で書き出すことができます。
まとめ
XiretはWindows 10で使用できるオープンソースのWindowsエクスペリエンスインデックス表示ツールです。Windows 7時代のように手軽にPCの性能を知りたい場合に便利です。