「yourbrowser.is」はブラウザの各種情報を表示できる便利サービス。アクセスするだけで、ブラウザの種類やバージョン、OSの種類、画面の解像度、現在のウィンドウサイズ、色数、JavaScriptの有無、Flashのバージョン、Cookieの有無、IPアドレス等を表示することができます。
これだけでも結構便利な機能ですが、アカウントを作成すると、顧客専用のURLを発行し、顧客のブラウザの情報をEmailで受け取ることができるようになります。
顧客がどのような環境でWebサイトを閲覧しているのか簡単に把握することができるので、Webサービス開発者やWebサイトの管理者にとって便利なサービスといえそうです。
yourbrowser.isの仕組み
yourbrowser.isを顧客サポートに使う場合、どのような仕組みとなっているのか、Aboutで説明されているので、簡単にまとめてみました。
- アカウントを登録すると、http://src256.yourbrowser.is/ というURLにアクセス可能となる(src256は自分で設定した名前)
- 顧客にURLを教える。例えばAppleのTim Cookさんが顧客の場合、以下のURLにアクセスしてもらう(パラメータは自分で好きに設定可能)。
http://src256.yourbrowser.is/?company=Apple&person=TimCook - AppleのTim CookさんがURLにアクセスすると、ブラウザの情報がEmailで送信されてくるので問題に対処できる。
このようになっています。以下の「設定」画面や「リンクの生成」画面でメール送信のタイミングや、URLの生成法を制御することができます。
設定
Settings画面でURLに使う文字列や、Emailの送信タイミング(表示しただけで送信するか、ボタンを押してもらうか)など、細かい設定を変更することができます。
リンクの生成
顧客からアクセスしてもらうURLを作成することができます。変数名や変数値を自由に設定することができます。
画面の下に表示されているURLを何らかの手段で顧客に連絡し、ブラウザで表示してもらうとブラウザ情報を入手することができます。
まとめ
Webサービス開発時、環境の違いによってうまく動かないということが良くあります。yourbrowser.isを使えば、顧客のブラウザ環境を手軽に知ることができるので、開発やデバッグに役立ちそうです。
ただしブラウザに関する様々なプライベートな情報が送信されてくるので、その点は事前に確認しておいたほうが良さそうです。