Microsoftが、Windows 11で、コントロールセンターのような一部のUI要素をUWPからWin32+XAMLへ移行する作業を進めていることがプレビュービルドの情報からわかりました(Windows Latest)。
Windows 11からUWPがすぐになくなるわけではなさそうですが、Windows 11のシェルなどWindows内部の特定の機能のためにUWPが使われることは今後なくなることが予想されます。
Xeno氏は最新のWindows 11のプレビュービルドには、System32フォルダにcontrolcenter.dll(コントロールセンターまたはアクションセンター)、mlenginestub.exe(Undocked MLEngine Stub)、shellhost.exe(ShellHost)、sortwindows64.dll)SortWindows64 dll)といった新しいファイルが同梱されていると指摘しています。
New files in system32!
controlcenter.dll
mlenginestub.exe (Undocked MLEngine Stub)
shellhost.exe (ShellHost)
sortwindows64.dll (SortWindows64 dll)— Xeno (@XenoPanther) November 1, 2023
この変更は、MicrosoftがWindowsインターフェイスを構築するために古い技術(Win32)と新しい技術(XAML)を組み合わせて使用していることを示唆しています。Windows 11では「XAMLアイランド」と呼ばれる技術により、Win32 APIでXAMLを使用することができ、これによって、Win32アプリでもUWPのようなモダンなUI要素をホストすることができます。
I think it's finally fair to say that UWP is dying ⚰️
Windows 11 Canary Build 25987 starts the migration of XAML shell experiences from UWP to Win32+XAML Hosting. Control Center is the first to ship. To use the new variant enable 45046901 (CCW), 44685875 (ShellUIHostCoordinator) pic.twitter.com/0cCpjquZV4— Albacore (@thebookisclosed) November 2, 2023
新バージョンを有効化する機能ID「45046901」「44685875」も示唆されていて、Windows 11 Canary Build 25987で試すこともできそうです。ただし、この変更は機能や外観を変更するものではなく、内部的なものに留まるため、多くのユーザーが意識できる変化は起こらないと予想されます。